忙しくて散らかった部屋。自分で決めたことすら守れない毎日。鏡に映る老いていく姿。そんなことにとらわれている自分を抜け出し、自分を幸せにする習慣を手に入れるために読みたい一冊です。
『幸せな習慣|心地いい毎日のつくりかた』とは
『幸せな習慣 心地いい毎日のつくりかた』とはナチュラルで丁寧な暮らしぶりやセンスのある着こなしが人気の内田彩仍(うちだあやの)さんの毎日の「習慣」について書かれたフォトエッセイです。
『幸せな習慣|心地いい毎日のつくりかた』の著者
- 内田 彩仍(うちだ あやの)
- 50代(2019年現在)
- ご主人と愛猫クリムちゃんとともに福岡在住
- ハウスメーカー、アパレルショップのバイヤーを経験
『幸せな習慣|心地いい毎日のつくりかた』の内容と感想
はじめに
P3
「習慣」は、私にとって、自分を縛る決まりごとではなくて幸せな毎日になるように
「自分にやさしく向き合うための決めごと」なのだと思います。
この一文だけで、内田さんの優しい空気感が伝わってきますよね。
起き抜けの洗面台で満面の笑顔を作り自分に「おはよう」と声をかけることを習慣としている内田さんをまねて、わたしも洗面台で練習してから主人に笑顔で「おはよう」と言う習慣ができました。すると、主人の方から挨拶してくれる機会も増えました♪
1章…すこやかに暮らすための習慣と心がけ
仕事で行き詰ったら〇〇、やる気がおきない朝は○○といったように内田さんは気持ちの切り替え方を用意してあるのです。そして、それを更新し続けている。この章では内田さんが年を重ねた自分自身の変化を受け入れ、前向きにやさしく暮らしていくための今の自分に合った習慣を作っていく方法を紹介してくださっています。
2章…住まいを心地よく整える
内田さんのガラスのもの、ベランダ、使い続ける定番品、掃除用具、コーヒーブレイク、足元、断捨離について書かれています。
特に印象に残った部分は、
P44
毎日、朝の光の中で、その日目についた色のグラスで炭酸水を飲むと、日ごろの疲れを浄化されていくよう。その日選んだグラスの色は、その日のラッキーカラー。
自分のお気に入りのものを自分で決め、自分をラッキーにする習慣を自分で作ってしまう。とっても前向きになれそうな習慣を自分で作ることもできるのだと発見でした。
すぐまねできますよね。
3章…等身大のおしゃれ
この本自体がおしゃれな写真が多く、見ているだけでも気分が上がるのですが、
特にこの章は内田さんのおしゃれな写真がたくさん!
私は表紙を見て30代の女性の方が書かれた本かなと思いながら手に取りましたが、
中身をみると50代と!
シンプルでカジュアルで、それでいて50代でもしっくりくる品のあるおしゃれのヒントが詰まっていました。
4章…からだを労わる食事のこと
健康診断で前年からウエスト8CM増!?
という耳の痛いエピソードから、食事改善に取り組み翌年の健康診断でウエストを元通りに、
ご主人はー5kg。その秘訣が知りたい方にはこの章をぜひ読んで頂きたいです。
5章…大切な人の間で
p132
家事ならお互いが一通りこなせる、書類ごともだいたい把握して手続きができる、そんな生活が理想。
私もそういう家族が理想です。
が、現実は主人もこどもたちも巻き込むには一苦労で、なかなかうまくいきません。
内田さんの、もの選びや置き場所、買い物の工夫、感謝、思いやる言葉選びなど、夫、母、友人らと補い合う関係でいるための工夫が書かれていて、とても参考になり、優しい気持ちになりました。
またこの章では、愛猫クリムちゃんとのかかわりについて、たくさんのかわいい写真とともにつづられているので、猫好きさんも必見です。
6章…幸せを重ねるために
P162
何かひとつのことができるようになると、「もっとできるようになりたい」「もっと違うことに挑戦してみたい」という自分がいないわけでもありません。でも、それが自分の範疇を超えそうだなと思ったとき、私は潔く手放すようにしています。私にとって、何より大切なのは家族。
自分にとって何が一番大切か、どういうことが心地いいのかということがわかると、
おのずと自分の生活の中で、力を入れるべきところと抜くべきところが見えてきますよね。
日々の忙しさに追われて、本当に大切にしたいことがないがしろになっていたり、
今の不安に気をとられて、前を向く力が湧いてこないとき、
この章を読むとヒントを得られると思います。
まとめ
- 心地よい暮らしをしたいあなた
- 習慣の力に興味のあるあなた
- おしゃれな写真を見て気分を上げたいあなた
- 自分で決めたルールに縛られすぎて苦しいあなた
- 散らかった部屋で忙しい毎日に追われているあなた
- 自分をハッピーにしていく方法を探しているあなた
- 人間関係につかれ、優しい気持ちになりたいあなた
- 歳を重ねていくことに不安を抱えているあなた
- 猫をみるだけで癒されるあなた
あなたにこの本をおすすめします。
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