毎日必死に働いて充実した日々だけど、忙しさに追われて、本当は「やりたい」ことを「できない」とあきらめていませんか。やりたいことを叶える方法はただ一つ。「自分の時間」をつくること。いますぐもったいない時間の使い方は見直して、やりたいことができるようになりたい人、必読の一冊です。
『週末だけで70ヵ国159都市を旅したリーマントラベラーが教える自分の時間の作り方』とは
『週末だけで70ヵ国159都市を旅したリーマントラベラーが教える自分の時間の作り方』とは、社畜生活まっしぐらだった東松寛文さんが、サラリーマンを続けながら週末だけで旅を続け、「地球の歩き方」から旅のプロに選ばれ、今や“リーマントラベラー”、“休み方研究家”として、たくさんのメディア出演や執筆をこなすこととなった、ご自身の経験で培われた、誰にでも真似ができ、かつ、無理なく続けられる「自分の時間の作り方」について書かれた本です。
2022年8月に株式会社学研プラスから初版発行
『週末だけで70ヵ国159都市を旅したリーマントラベラーが教える自分の時間の作り方!』の著者
東松 寛文(とうまつ ひろふみ)さん
1987 年岐阜県生まれ。
平日は広告代理店で働くかたわら、週末で世界中を旅する“リーマントラベラー”
週末で人生を変えた休み方のスペシャリストとして“休み方研究家”としても活動。
社会人3年目に旅に目覚め、10年間で70ヵ国159都市に渡航。
2016年、3ヵ月で5大陸18ヵ国を制覇し、世界一周を達成。
「地球の歩き方」から旅のプロに選ばれる。
以降、日本テレビ『ZIP!』『zero 選挙』、テレビ東京『ガイアの夜明け」をはじめ TV・新聞・雑誌等のメディア出演・執筆多数。全国各地で講演も実施。
朝日新聞社にて『リーマントラベルサロン』を主宰。
2022年よりオーストラリア『ケアンズ&グレートバリアリーフ観光大使』
岐阜県羽島市『羽島市アンバサダー』も務める。
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『週末だけで70ヵ国159都市を旅したリーマントラベラーが教える自分の時間の作り方!』の内容と感想
この本の冒頭は、東松さんご自身が「自分の時間の作り方」を考えるきっかけとなったエピソードが漫画で紹介されています。
この漫画だけでも、忙し過ぎて自分が好きだったことにも手が回らない、上司に休みを言い出せない、休んだら自分の居場所がなくなるのではないかと思う、そういった経験がある人にとっては、思わず胸が熱くなるような内容です。
はじめに
P42~45
この本は、「もったいない時間の使い方を見直し、やりたいことができる人になる方法」を書いた本です。
(中略)
時間の使い方は、僕の生き方まで変えてくれました。
(中略)
誰にでも真似ができ、かつ、無理なく続けられる「自分の時間の作り方」を知っています。
手帳の高橋のCM「手帳選びは、生き方選び。」が、私は好きです。手帳には自分の来年一年間の過ごし方が入る。その積み重ねが人生になっていく。このCMしかり、時間の使い方が生き方を変えてくれるというのは真理だと感じる今日この頃です。
Chapter1 自分の時間とは?
この章が、この本の肝でしょう。
自分の時間を考える前に、自分のものではない時間とは何でしょう。
それは、他の誰かによって「これをやる」と決められてしまっている時間です。
上司から降ってくる仕事、行きたくない飲み会、次の日の仕事のためにやりたいことを後回しにして休む時間。やりたいではなく、やらなければならないマインドで過ごす時間は自分のものではない時間です。
では、自分の時間とは、
-
自分で自由に決められる時間
-
人生を充実させるために必要な時間
「自分の時間を自分のものにしよう!」と東松さんはおっしゃいます。
ここで、自分の時間かどうかも分からないという人もいるのではないでしょうか。それを見極めるモノサシは“休日でもやりたいか”です。
無駄な時間を見極め整理して、自分のやりたいことをやりましょう!
無駄な時間は減らしたいけど、、、
P66,67
人生は、自分の力では変えられないことだらけ
(中略)
自分の力で変えられないことはスルーする力を養い、そこで使わなかったエネルギーを、自分での力でも変えられることに全力最大限投下していきましょう。
私は、暮らしを整えるため、いろいろな講座を受けたり、本を読んだりしているのですが、時間の使い方・人間関係・お金の使い方・お部屋の片づけ、そのすべての悩みに共通する解決方法が“整理”であるということを感じています。
整理とは、一度すべてを出してみて、要るものと要らないものを仕分け、不要なものを捨てることです。
その結果、残った要るものを今まで以上に大切にすることができるのです。
Chapter2 自分の時間を作るための50のヒント
この章では東松さんが、自分の時間を作るための『今すぐできる・働き方・休み方・人間関係・お金』の5つについて、50ものヒントを紹介されています。
その中で、私が特に気になったもの、実践しているものをいくつか抜粋してご紹介します。
・即レス
・経験はGoogle mapに保存
・モノの定位置を決める
・モーニングルーティーン
・反省よりも対策(苦手なことは得意な人にまかせる)
・悩んだことはまずやってみる
・スケジュール調整は先手必勝
・検索は一瞬の手間、調べず放置は未来の恥
・忘れてはいけないことはメモ
・頑張った自分へご褒美をあげる
・ダラダラすると決めてダラダラする
・自分時間のために事前の根回し
・「できた!」と感じられる体験に積極的にトライ
・「ありがとう」は全力で
・ポジティブな口癖
・ギブ&ギブ&ギブしておく。
やりたいことが見つかった時に大きなテイクとなる
・人生のターニングポイントには全力
・やりたいことが見つかったら、肯定してくれそうな人に相談
・大切にしたい人との時間を増やす
・20代は経験に投資
・お金も時間も自分への投資に使う
・ワクワクするもの、ことだけにお金を使う
・ネガティブは時としてお金で解決
(家事のアウトソーシング、便利家電など)
Chapter3 自分の時間を使いこなす
Chapter1,2を通して見直し、作り出した時間を自分のために使いこなす習慣がこの章で紹介されています。
自分の時間の使い方を考え始めたら、自分との向き合い方が変わり、自分の気持ちを大切にするようになったと東松さんは言われます。
頑張って作った時間を、使いこなすと言われれば、「何かを始めよう」と思うかもしれませんが、その前にすべきことがあります。
心と体の調子を整える
これは、笠井奈津子さんの『何もしない習慣』でも言われていたことですね。
体を休めるには家でゆっくりすることが一番ですが、心を回復するために、“非日常ほどリフレッシュできる、スマホと距離をおいて過ごすことは、もはや旅よりも非日常”と東松さんは言われています。
心身が整えば、いよいよ、自分の時間を未来の自分のために使うときです。
未来を変えるチャンスをつかむため、チャンスの正体をしりましょう。
チャンスの正体は”レアな経験”
1.自分にしかできないこと
2.今しかできないこと
3.極端なこと
4.初めて行うこと
チャンスをつかめる人は、チャンスを見逃さない人。
私も恩師に“チャンスの神様は後ろハゲ”と教わりました。
チャンスに備えて、時間とお金と心のバッファ(=余裕)を持っておくことが必要です。
p225
何も意識せずにできてしまうルーティンワークなどを減らし、自分の時間で新しい経験や思い出をたくさん増やしていけば、あなたの人生のなかで、“認識する時間”も増えていき、1年があっという間に過ぎることはなくなり、どんどん人生が充実していくのです。
やりたいことがすぐには見つからない人のための10のアイデアが本書で紹介されているので、気になる方はぜひ本書をご自分の目で確かめてください。
私としては、普段から何か気になることを目にしたらメモをして、やりたいことリストを作っておくのがいいんじゃないかなと思います。
Chapter4 自分の時間を生きる
自分らしく生きるために必要なこと、それは“自分を知ること”です。
自分らしさを見つけるための東松さんは3つのポイントを押さえましょうと言われています。
1.思い込みにとらわれずにやりたいことを探す
2.幸せの規模感を把握する
幸せの規模感とは、ありがとうと言われる人数
3.オリジナルの希少性を作る
三つの能力を掛け合わせて、オリジナルの希少性を作る
自分らしい生き方が「これだ!」と思って初めてみても、違ったら、やめたっていいのです。
なりたい自分、やりたいこと、夢が見つかったら、それを誰かに伝えることから始めてみましょう!
おわりに
p282
無条件に「誰かのため」を最優先してしまう”真面目で頑張り屋さん”の方にこそ届いてほしい
P283
「できない」だらけの未来と、諦めたことが「できる」ようになる未来が待っているとしたら、どちらの未来をのぞいてみたいですか?
まとめ
この本を読んで、自分の時間を作り出すためには、自分自身と向き合うことが大切で、時間の使い方を変えることは生き方を変えることだということが分かりました。
年休申請も遠慮して出せないあなた
忙しさを理由にあきらめたことがあるあなた
やらなければいけないことに追われ、やりたいことができないあなた
あっという間に一年が過ぎていくあなた
生き方を変えたいあなた
あなたにこの本をおすすめします。
『サラリーマン 2.0 週末だけで世界一周」(河出書房新社)
『人生の中心が仕事から自分に変わる!休み方改革』(徳間書店)
元公務員▶専業主婦▶二児の母
整理収納アドバイザー2級・クリンネスト2級を取得
“心地えぇなと思える暮らしに役立つ知恵をここに”をテーマにブログを運営しています。
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