こどもにお金の苦労はかけたくない。
けれど、自分自身もお金に関することは苦手で上手に教える自信がない。
こどもが楽しみならがら、お金の知識を身に着けられる方法があればいいのにな…という方は多いのではないでしょうか。
この記事では、5歳くらいから小学生くらいまでのお子さんにおすすめの、楽しんでいたら自然とお金の知識が身につく本・おもちゃ・ゲームをご紹介したいと思います。
5歳から小学生へのプレゼントにおすすめの”お金の知識が身につく本”
お金の使い方と計算がわかる おかねのれんしゅうちょう 7さいまでに身につけたい
キャッシュレス化がすすむ現代においては、お会計を電子マネーやクレジットカードで済ませることが多くなっていり、こどもたちにとって、現金を見る、使うという経験は、昔にくらべ非常に少なくなっています。
現金払いが基本で育ち、本物のお金が身近だった大人の私たちですら、キャッシュレス決済の結果、お金を使っているという感覚が薄れたり、自分がどれだけ使ったか把握しにくいという経験もありますよね?
実生活でお金の経験値を積みにくい子どもたちのために、この本をおすすめします。
こちらの本は、実物に近い絵やカード、シールを使って、硬貨やお札の種類を覚えることから始まり、徐々にステップアップを重ね、最後の方では、「あわせていくら」「おつりはいくら」といった計算の練習にもつながる内容となっています。
実際に幼稚園児のこどもに使ってもらったところ、最後の計算はすこし難しいようですが、お金の種類はすべて覚え、「〇〇〇円ちょうだい。」といえば、ぴったりであれば用意できるようになりました。小学校低学年の子にだと、すべての内容を把握でき、実際に100円均一や駄菓子屋でお買い物ができるレベルになりました。
5歳から小学生へのプレゼントにおすすめの”お金の知識が身につくおもちゃ”
『人生ゲーム』タカラトミー
言わずとしれた名作なので、遊んだ経験があったりご存じの方も多いと思います。
億万長者を目指して、ルーレットを回しコマを進め、さまざまな職業についたり、結婚・出産・転職・家の購入など様々なイベントを経験しながら様々な人生を経験できるすごろくのようなボードゲーム。家族、親戚、友人と大人数でわいわい遊べて、止まったマス目に一喜一憂しながら楽しめる楽しいおもちゃですよね。
実はこのおもちゃ、楽しいだけじゃなく、お金の教育という面からも非常に秀逸なのです。
・1,000から100,000までの6種類のお札を使いこなす
・20,000の約束手形もあるので借金の経験もつめる
・自動車保険、生命保険、火災保険といった保険制度もある
・株券をつかった投資の経験もできる
・結婚、出産、家の購入という人生イベントやそれにかかわる収支も発生
・20種類のお宝カードがあり、資産の知識も得られる
・ビジネスマンや農業家、タレント、アスリート、各種職人といった様々な職業カードがあり、つく職によって給料がかわったり、キャリアアップや転職の機会もある
細かいパーツが多いので赤ちゃんのいるご家庭にはあまりおすすめできません。うちの幼稚園児のこどもは、はじめ自分が運のわるいマスに止まると癇癪を起し、無茶苦茶にしていて、5歳くらいからようやく落ち着いて遊べるようになったと思います。
約束手形・保険・株券といった語彙も自然と身についていきますし、このゲームをきっかけにそういう仕組みがあるということを教えるきっかけにもできますよね。
実はこの『人生ゲーム』、これまでも何度か時代に合わせて改訂されたり、いろいろな人気キャラクターとコラボした新商品がでたりいろんな種類があるので、ぜひチェックしてみていただきたいです。
5歳から小学生へのプレゼントにおすすめの”お金の知識が身につくゲーム”
Nintendo Switch用ゲームソフト『あつまれ どうぶつの森』
無人島を舞台に、自分が選んだキャラクターで、島で入手できる様々な材料を使ってDIYや料理をしたり、季節や時間帯によって変わるムシやサカナ、海の幸を捕まえて図鑑完成を目指したり、化石を発掘したり、お花を育てたり、集めたものや作ったものを売ってお金にしたり、そのお金で好きなアイテムをかったり、家を増改築したり、服や家具を自分好みにデザインしたり、島の形を自分好みに工事したり、離島に旅行したり、とにかくできることが盛りだくさんで、様々な遊び方ができる本作。
キャラクターが可愛い。島の住民になってくれるキャラクターが多彩。ムシ・サカナ・海の幸のグラフィックが秀逸。芸術品の知識が得られるなど、魅力はたくさんあるのですが、お金の教育という面からもこのゲームはおすすめできます。
・家を建てるため住宅ローンを組まされる。返済しなければ次の増築のためのローンは組めない。
・ゲーム内の通貨「ベル」をたぬきバンクに預けると利息が貰える。
・日曜に売りに来る「カブ」(野菜のカブ)を安い時にかって、毎日変動する価格をみながら、高い時に売ることができる。買った時より価格が下がって損してしまうこともある。売り時を逃し腐らせることもある。カブ価にはパターンがある。
・自分でとってきたもの、作ったもの、不要なものを売って収入をえる。珍しいものほど高く売れる。買取価格にも変動がある。
・島を整えることで、島の評価が上がる。
といった要素があるのです。
一見難しそうですが、幼稚園児でもすぐにできるところから遊びながら、自然と頭に入っていっているようです。
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